2013年4月1日月曜日

ニューヨーク2013⑦ ハーレム・ユナイティド

アメリカは日本社会に先んじて格差社会と言われてきました。大富豪が高級ホテルに住み続けているのもニューヨークなら、食うや食わずの貧困にあえぐ人々もいると言われています。また、人種や民族の多様性を謳歌している一方で差別も渦巻いている社会でもあります。ハーレムは黒人居住地区として日本でも知られ、治安が悪いとか、貧困地区であるとかいうイメージで語られてきました。そのハーレムで性的少数者の健康、ホームレスの人などを中心に住居、など包括的にサポート活動をしてきているハーレム・ユナイティドという団体があります。青少年についての取り組みももちろんしています。現在ではハーレムの中心に5か所も拠点があります。そのうちの一つ、居住センターに伺いました。ジェントリフケーションと呼ばれる再開発で治安や、インフラも変化しているといわれるハーレムですが、アフリカ系アメリカ人の中でもさらに差別がある性的少数者の取り組みは貴重なのだと思います。アメリカ社会の市民活動の層の厚さということなのでしょうか。

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