(日本語は英語の後にあります)
Clonlara School is an American free democratic school. Clonlara School is a special free democratic school for Japanese free democratic school people. In 1980’s, Japanese schools had many problems such as school violence, bullying, etc. Many Japanese people, not only teachers but also college students, parents, citizens looked for “solution” for such Japanese education. Quite a few people got interested in “free school”. Those days, “free school” was new ideas from oversea society. Summerhill School in UK and Clonlara School in US was introduced to such Japanese people, through news papers and books. Here and there throughout Japan, such citizens organized study groups about “free school”. They read books and discussed a lot about such free schools. Many people got interested in Clonlara School. So, Mat Montgomery, the founder of Clonlara School was invited to Japan and visited many parts of Japan to have speeches.
Clonlara School fascinated Japanese people because of reasons. The way of education at Clonlara School itself was fascinating. Children enjoyed their freedom. Clonlara also started home based education. Clonlara was one of the leaders to enable home based education legally in US. Clonlara School also organized the nationwide network of free democratic schools in US and some other countries with some friend schools. So, Japanese people learned a lot from Clonlara School at that time.
クロンララスクールはアメリカのフリースクールです。フリースクールというと、今は国語辞典にも載っていて、海外からやってきたもの、というイメージはずいぶん薄れてきたように思います。しかし、30年くらい前はまだフリースクールは日本でそれほど知られていませんでした。1980年代の日本社会は、校内暴力、いじめという社会課題もあり教育に注目が集まっていました。そこで、欧米にあるフリースクールに希望をもって注目した人が大勢いました。日本ではあまり知られていなかったフリースクールを知りたいと思う時に、日本の人たちが関心を持って見たのがイギリスのサマーヒルスクールとアメリカのクロンララスクールでした。この時、クロンララスクールは関心を持つ日本の人たちにとってきらきらと輝く希望の存在だったのです。大沼安史さんが北海道新聞で世界のフリースクールを紹介しました。その時にクロンララスクールは大いに注目を集めました。関心を持つ人たちが各地で立ち上げていたフリースクール研究会でもクロンララは高い関心を持たれ、代表のパット・モンゴメリーさんは日本で講演旅行をするようになったのです。パットさんの著書を含めクロンララに関する本も3冊出版されました。
そのクロンララスクールはアメリカの北東、五大湖の近くにあるミシガン州にあります。かつてアメリカ、世界の自動車首都と言われた3大メーカー(フォード、GM、クライスラー)の拠点を擁したデトロイトの近くにアナーバーというミシガン大学の大学街があります。クロンララスクールはそこで50年前に生まれました。1960年代のアメリカはフリースクール運動がとても盛んな時代で、各地で従来の教師が教室で、教師が決めたことを子どもに教え込ませるという教育の在り方に疑問を持った人々が自分たちで小さな学校を始めていました。クロンララスクールもその一つです。サドベリーバレースクールなどもこの時期に生まれています。しかし、この時期に生まれたフリースクールの多くは今日まで続いていません。そういう意味でもクロンララは特別と言えますが、それだけでクロンララスクールが特別なのではありません。クロンララスクールは子ども中心のホームエデュケーションの旗手としてアメリカで子ども中心のホームエデュケーションを広げ、各地の州法を変えていく基盤を作った一つでもあります。さらに、アメリカのフリースクールの全国ネットワークである全米フリースクール連合をその中心として立ち上げ、フリースクール運動を展開してきたまさに真ん中に位置してきたフリースクールなのです。
しばらく前にパットさんからメールがあり、クロンララスクールが50周年を迎え、お祝いをするので出席して欲しいというお知らせを受け、少し後で、郵便でインビテーションが届きました。今回の渡米はクロンララスクールの50周年のためだけなのでアメリカにいるのはほぼ2日というトンボ返りの旅です。
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