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2009年5月8日金曜日

邪魔をされない自由がある

 案内をしてくれたキャメロン君以外にも何人かのサドベリーの子どもたちと話しをしました。彼ら彼女らが共通して言っていたのが「ここでは誰かから邪魔をされない自由がある」ということでした。大勢の人がお互いの行動の自由を規制しないですむための基本的な
決まりごとの土俵を踏まえていれば、個人のことは個人が決めるということが保障されています。
 学ぶことも基本的には個人ベースで、授業で学ぶというのでなく知りたいこと得たいことをそれぞれがスタッフに相談しながら進めていくスタイルです。スタッフは個別に対応していくということと、環境作りを丁寧にしていくようでした。環境の例で言えばサドベリーには大量の本がそろえてあります。これらの本は分野ごとに違う部屋に整理番号にしたがって配架されています。とても探しやすくなっています。呼んだ人はそれぞれに戻すのですが、わからない場合は近いと思う場所に寝かせておいておくと図書委員会が戻してくれるような仕組みができているのです。また、こういった考え方や実践を明快に言葉にして様々な本や冊子にまとめて発信しています。

2009年5月7日木曜日

サドベリーバレースクール訪問

サドベリーバレースクールにつくと今までに3回会ったことのあるミムジーさんが見学の手続きを取ってくれました。ミムジーさんは設立当時からスタッフをしている人で、グリーンバーグ夫妻を含め4人のスタッフが設立当時からいるのだそうです。ご夫妻は、東京にこられた際に通訳をして以来お会いしていなかったので再会を楽しみにしていたのですが、残念ながらご不在でした。
 ミムジーさんがキャメロン君という16歳の少年にキャンパスの紹介を頼んでくれて、屋敷の中はもちろん、広い緑の一部と納屋も案内してもらいました。キャメロン君は14歳の時にサドベリーに入って、自分がしたいことをできるところが好きだといっていました。サドベリーは朝8時半から午後5時までの間に子どもが5時間いるというのがきまりです。何時に来て何時に換えるのかはそれぞれの子どもが自分で決めています。キャメロン君はこの日の午後に用事があるのでこの日は早く来たのだそうです。友達と一緒にいたかったりするので、5時間以上いることが多いといっていました。

2009年5月6日水曜日

ボストン郊外のフラミングハム

 これはフラミングハムの駅の表示です。この駅はボストンから郊外へと走っている通勤列車の路線の一つの駅です。この駅から車で十数分ところにあるのが数年前から日本でも知られるようになってきたサドベリーバレースクールです。1968年に物理学者だったダニエル・グリーンバーグさんを中心に設立されたデモクラティックスクールです。サドベリーバレースクールはとても広い敷地を持っており、さらに公園が続いているためなお一層広く感じられます。今は1年でも最もきれいな季節だと言われましたが、芝の緑にタンポポの黄色とスミレの紫がたくさん点在し、大きな連翹の茂みには黄色い花があふれているし、バーチ?の木があちこちで青い空にまっすぐと高く伸びています。主な建物は19世紀の大金持ちが立てた屋敷と内装をしなおした元の納屋です。屋敷の前には山桜の木が花の盛りを迎えてとてもきれいでした。屋敷の裏には大きな大きな池が広がっていて、冬には凍結してその氷の上を歩いたり、スケートをしたりして楽しむのだそうです。
 そんな豊かな緑の中で子どもたちがあちこちで木登りをしたり、バスケットボールをしたり、大きな岩によじ登ったりしながらのびのびと遊んでいました。