2009年5月8日金曜日

邪魔をされない自由がある

 案内をしてくれたキャメロン君以外にも何人かのサドベリーの子どもたちと話しをしました。彼ら彼女らが共通して言っていたのが「ここでは誰かから邪魔をされない自由がある」ということでした。大勢の人がお互いの行動の自由を規制しないですむための基本的な
決まりごとの土俵を踏まえていれば、個人のことは個人が決めるということが保障されています。
 学ぶことも基本的には個人ベースで、授業で学ぶというのでなく知りたいこと得たいことをそれぞれがスタッフに相談しながら進めていくスタイルです。スタッフは個別に対応していくということと、環境作りを丁寧にしていくようでした。環境の例で言えばサドベリーには大量の本がそろえてあります。これらの本は分野ごとに違う部屋に整理番号にしたがって配架されています。とても探しやすくなっています。呼んだ人はそれぞれに戻すのですが、わからない場合は近いと思う場所に寝かせておいておくと図書委員会が戻してくれるような仕組みができているのです。また、こういった考え方や実践を明快に言葉にして様々な本や冊子にまとめて発信しています。

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